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ショック…!!

内山まもるが死んじゃった、らしい。
ソースはここ
ショックでかい。
いろいろ思うことはある、が、なんて言ったらいいのだ。

初めて内山まもるの絵を見たのは小学校二年の時だった。
小学館の学習雑誌で新連載の始まった『ウルトラマンタロウ』であった。
なんて絵の上手い人だ、なんて感動したもんだ。
テレビよりかっこいいディティールはもちろんだけど、躍動感あふれるポージングにほれぼれ。
ユーモアを感じるのも、子供心にうれしい。
品があるのもいい。
↑これはあとになって気がついたこと。

何月号だったか忘れちゃったけど、内山まもるがウルトラマンの描き方を指南する、っていう別冊付録が付いてたことがあった。
よく真似して描いたっけ。
「ラフを取って絵をまとめる」こととか「デッサン」とか「ペン入れ」なんてこともこの本で覚えた。
この別冊付録に接する以前とそのあとでは、全くの別世界であった。
大ジャンプのカタパルトであった。
私にとっては、まさしくバイブル、に匹敵。

内山まもるみたいには描けなかったけど、どこかで、あんな風に描けたらな、っていうことはいつも頭の片隅にあったように思う。
途中であっちゃこっちゃに寄り道はしてたけど、私の絵心のルーツのひとつであることは、間違いない、はずだ。
心のボス、ですよ。
会ったこともないけど。
こんちくしょう。

内山まもるの絵を真似するのを諦めたのは、真似できなかったから。
絵が上手過ぎて。
幼少の頃から今に至るまで、ひたすら独学の私には、限界だった。
基本がなっちゃいないもんね。
少なくとも、仕事を始めて、須田さんと出会うまでは、どうやっても手が届かない神の領域であった。
…池上遼一、って選択肢もありますが、それはそれ。
別の話。
別、なのか?

近年、ウルトラマンの映画に出演したり、ウルトラマンのコミカライズが復刻されたりなんてのを耳にして、「ああ、お元気なのだな」なんて嬉しく思ったりしたもんだ。
ああ、そういえば、復刻コミックを某所で購入したら、幸運にもサイン本を手にすることができて、小躍りしたりしたっけ。
憧れの人だものなぁ。
勘弁してやってくれ。
サイン本、ながめて寝ちまおう。

会いたい人には生きているうちに会っとくもんだ。
おのれの行動力のなさが恨めしい。
悔しい。

御冥福…
…しらじらしい、やめた。

合掌。

by mtfeather | 2011-12-02 05:11 | アニメのこと  

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