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ヤマト復活篇

ヤマト復活篇、観た。

公式サイトで期間限定で配信されていたので、タダならよかろう、ってんで観てみた。
公開当時の酷評もあったわけだけど、だいぶ落ち着いてから観たので、ひじょうに冷静に、客観的に観ることが出来た。

まぁ、いつものヤマトでした、って感じ。
だけど。
CGとてもきれい。
でも、レンズの使い方が間違っているんではないか、と。
CGでありがち。
基本、望遠でいいところを、標準、もしくは広角で撮っているのでスケール感が感じられず。
セリフでそれを補うものはありましたが(笑)

誰もが言うところでしょうが、詰め込み過ぎだよねー。
プロットとしては、映画二~三本ぐらいありそうな感じ。
ちょっともったいない。
うけなきゃ続編できない、っていう古今の風潮が悪く作用しているようで。
本来なら、テレビシリーズのプロットなのでは?

個人的に残念なのは、湖川さんの絵は冷たさがますます進んでいるようで。
マネキンみたいなキャラでも、演技のさせ方次第では生きさせられる方向もあったはずなのでは、と思う。
イデオンでは出来てたものね。
古来のヤマトファンやリアル系の絵に理解のある人なら、なんとか受け止めてもらえるだろうけど、今時の人には難しいかもね。

今の湖川さんの冷たい(もともと冷たいところは会ったけど、若いころはそれなりの温度はあった)絵は、ヤマトならではの昭和の熱い空気感をもったシナリオには合わない。
ちなみに私は「さらば」の絵は好みではない。
ラストパートの安彦さんのところは別格だけどね。

公開当時、見た人がエンディングの監督のクレジットを見てさんざん笑っていたけど、そうでもしないと納得できなかったのもわかる気がする、けど、それはハナからわかってたんじゃねーの?ってのが私の見解。

というわけで、西崎ヤマトであるのを理解する人にだけ、おすすめ。

by mtfeather | 2011-11-24 23:59 | 映画・TV・DVD  

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