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戯言ですよ

本屋で本を物色し、レコード屋でレコードを(百歩譲ってCDでもいいや)あさる文化が廃れてしまうのは、やっぱり一抹の寂しさを感じてしまうアラフィフ一年生。
ネット通販の便利さを痛感しつつも、「便利ってそんなにいいものなのかな?」などという年長者のありがたい戯言をまた、自らも口にするようになったのだな、などと歳を感じつつ、独りごちてみたりする。
JAZZでも聴きながら一杯やりたい気分である。
JAZZ憧れるけど、全然わかんない。

CDが当たり前となってしまった…もとい、もはやネット配信がその勢力を伸ばしつつある現在、レコード屋でレコードジャケットを眺める楽しさが懐かしい。
レコードジャケットはひとつの文化であった。
何よりも30cmの円盤を納めるあの大きさがいい。
アートである。
その全盛期は作り手側もその制作に力を入れていたのは容易に理解できる。

映像業界に携わる立場としてはその媒体がデジタルに移行して以降、ジャケット制作の楽しみはLDにあった。
それも今は昔、か。
やれやれ。

なんでもCD購入後はジャケットやケースを捨てちゃう、なんて方もいるそうで。
ものの楽しみ方なんてのは人それぞれだから、それをとやかく言うつもりはないのだけれど、やっぱり、なんだかサミシカァナイカ。
などと思ってしまうのは私がオジサンでノスタルジィだからなのか。
ふーん…

オジサンバンザイ!

# by mtfeather | 2013-03-25 01:24 | 日記  

シッポを立てろぉー!

そーいや、『ガンバの冒険』観終わった。
当時観て以来だったけど、だいたい記憶と一致。
てことは、それだけの強いインパクトがあったということだ、ね。
超、面白い。

よくもまぁ、これだけの重い話を完走したもんだ、というのが素直な感想。
こんなの今じゃ絶対にできない。
終盤はサブタイトル時の楽しげなBGMもなくなっちゃうし、さー。
重い重い。

躍動感あふれる7匹のネズミたちは見ていて実に壮快。
エネルギーにあふれまくって、ちょっとウザッタイぐらいに思えるガンバも、終盤登場のノロイに立ち向かうには必要なバイタリティだったのだのだろーね。
小学生の頃に読んだ原作のガンバはもっと優等生だった気が(うろ覚え)。

子供の頃に感じた恐いノロイはやっぱり恐かった。
恐いけれど美しい。
あと、かっこいい。
実に魅力的な悪役である。
大塚周夫の笑い声のこえーことったら。
完全に主役側を食っちゃってる。

裏切り者エピソードのイカサマ、よかったなー。

原作のシオジは確か…
ま、アレはアレでイイと思う。
少しぐらいの救いは欲しい。

…昨日あたりから再放送が始まったらしいから、深いところまで言えぬ。

# by mtfeather | 2013-02-03 02:54 | 映画・TV・DVD  

一周年

ラクガキTwitterでラクガキをアップするようになって早一年。
アップする日もそうでない日もあったりだったけど、とにもかくにも二百数十枚。
うまく描けたものもそうでないものもあったりするけど、とにもかくにも二百数十枚。
最新のもののナンバリングは「255」。
番号のかぶったものや抜けちゃったものがあるから正確な枚数はわからないけど、まーだいたいそんなもんです。

続けてこれたのは見てくれた方達、全員のおかげ。
反応のない無限の広野に叫び続けることほど空しいものはない。
なので誰一人漏れることなく感謝の言葉を伝えたい。
本当にありがとう。

などと言いつつ、一人だけ例外をご勘弁。
夜な夜なアップする私のラクガキをその都度まとめてくれた「うるおいさん(@uruoisan)」には最大限の感謝の言葉と賞賛の拍手を。
ありがとうございました。

うるおいさんの手によるまとめはこちら↓
アニメーター・羽山淳一氏のTwitter上のイラストまとめ

さて、今後は…?
今まで通り気楽にやりますよ。
数少ない私の遊び場のひとつですから。
更新頻度の約束なんかできないのだ。

つき合ってくれ、などとは口が裂けても言えませんが、ほどよくつき合っていただければそれで充分です。
たまに気に入ったのがあったら一言いただければ、なおうれしいです。
変わらぬご愛顧のほどを、よろしく。

# by mtfeather | 2013-01-31 02:33 | 日記  

いたんだよ。俺のシルバーが。

『宝島』視聴終了。
いやー、面白かった。ラスト2話はとくによかった。
最終話なんてまとめるだけだから普通面白くならないもんなのに、なんちゅーか、たまらんかった。

当時、途中で脱落した原因もわかった。
本来の主人公であるジムに感情移入できなかったんだな。
子供が宝物に目を奪われてる体がどーもしっくり来なかったんだと思う。
絵柄で言えば、『家なき子』での重厚な作画のほうがこのみだったから、ライトな作風に変わったのも原因のひとつと思われ。
よって、この作品の真の主人公であるジョン・シルバーの登場を待たずして視聴脱落という失態を犯してしまうわけである。
オープニングとか無条件で大好きなのにさ!
ああ…!

最終話は当時見た記憶有り。
序盤で脱落して最終話だけ見てわかるわけなんかない(のちに私は「仮面ライダークウガ」で同じ轍を踏んでいる。なんだかなぁ)。
でも、ほとんどのカットを憶えていた。
すごいフィルムだわー。

ジム役の清水マリの声のかわいいこと。
アトムを連想させるからか、ときどきジムの目元がアトムっぽく見えたり。
杉野さんは「とにかくアトムが描きたい」みたいたことを聞いたことがあるけど、いくらかは意識したりしてたんだろーか?

魅力的なシルバーをさらに魅力的にしていたのは、やっぱり若山弦蔵によるところが大きい。
かっこえーわ、シルバー。
帰路につくヒスパニオラ号の船倉で、ジムに自分の思いを吐露するシルバーにグッと来ちゃった。
子供だった当時、見ていたなら間違いなく憧れちゃってたと思う。
今でも憧れちゃうぐらいだもの。
出崎さんに憧れているのかもしれぬ。

DVD欲しくなっちゃったなー。
どーしよー。

さて。
次は『ガンバの冒険』。

# by mtfeather | 2013-01-18 04:59 | 映画・TV・DVD  

あしたのジョー(TV)

先月、思い立って旧作の『あしたのジョー』を見ていたのですけど。
通して観たのは恐らく70年代後半の再放送以来、だと思う。
まー、いろいろ発見があって面白かった。

中でも第一話のファーストシーン。
ドヤ街に辿り着くまでのジョー。
そのシチュエーションが、私が愛してやまない『あしたのジョー2』の後期オープニング「Midnight Blues」と同じであった…!
思わずモニターの前でずっこけて乗り出してしまった。
だから夢の島みたいなところを歩いていたのかー、って納得。

作画的には荒木さんの作監は一目瞭然。
杉野さんと金山さんのは見分けがつきにくい。
基本的には話数ごとの担当だったと思われるけど、混在しているときもあったりして、見ているこっちも混乱。
なんとなくの印象で言えば、子供の頃にアニメの『あしたのジョー』の絵として認識していたのは、金山さんのものだったのかも。
もちろんインパクトのあるのは荒木さんが一番であった。
杉野さんはまだ独自の路線前夜、といった感じなのかなぁ。
とは言え、後の杉野節を思わせる絵も随所に見られる。
なにもかもが印象だけなのでつっこまれたら困る。

前夜、という意味では出崎さんの演出も同様か、と。
まだ、スローモーションも、カメラワーク×3回も、ハーモニーも、もちろん入射光もない。
どこらへんからあのスタイルは確立されたんだろ。

力石の「1ラウンド、じゃねぇ。1分だ」の演出は、意外とあっさりだった。
もっともったいつけてたような気がしてたんだけど、脳内補完されていたらしい。

プロになってからの力石戦は、のちに『ジョー2』第一話でリメイクされたカットと比較できて楽しい(見る側は気楽である)。
とくに作画側のカットに対する理解度の成長がよくわかる。
当時はこんなふうにしか描けなかったんだよなー、みたいなのが感じられる。
もちろん、私が一方的に感じてるだけで、当の杉野さんがどう思っていたかなんてのはわからない。
会ったこともないし。

力石戦後、復帰したジョーのリングでのアレの演出は、『ジョー2』でのものとさほどの差はないものであった。
まぁ、放映時間帯がお食事時のことも考えれば、できる表現はアレが精一杯だろーし、限界ギリギリだったと思う。
…ギリギリ、かなぁ。
子供の羽山さんはテレビの前で「ゲロ吐いてるー」なんつって大騒ぎしていたと思う。
みんなそんな反応してたんじゃないのかなー。
その後ろで親はしかめっつらをしてたにちがいない。

てな感じでカーロス登場までは、観た。
でも、さすがに連載と同時j進行。
それをわかった上でも、テンポが冗長になってきて、観るのがしんどくなってきちゃった。
実際、子供心にどさ回り時代のジョーとか好きになれなかったし。
確認のために最終話まで完走したい気持ちはないわけではないのだけど…
個人的には力石戦後は『ジョー2』にシフトしたい気分でいっぱいいっぱい。

で。
『宝島』見始めちゃった。
当時、途中脱落してしまったので、新鮮な気分で楽しんでます。
何を今さら、を承知で言わせてもらえば、オープニング、エンディングが絶品。
オープニングのイントロのなんとワクワクすることか!
羽田健太郎、天才!
シルバー出てきた。
超面白い…!

# by mtfeather | 2013-01-12 01:35 | 映画・TV・DVD