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30周年でしたよ

今年もすでに6月に入って「もう6月かよー」などと愚痴っぽくなる今日この頃の今さらですが、今年、アニメーターを始めて30周年でした。

正直に言うと、少し前から気がついてはいたのですけど、なんというか、時機を逃してしまったというか、せめて年明けにでも気付いていれば区切りもよかったろーになーンて感じで、なんとなく先送りになっちゃったり。
いっそのこと、どこかの誰かさんが「羽山さん、30周年じゃん!」と勝手に告知してくれれば、私が余計な心配をすることもなく…ハハハ、勝手な言い草ですねー。
実際のところ、一人だけ「30周年だねー」ってメールをくれた人はいましたけど。
ありがたや。

で、実際に30周年を迎えてみたところで、「べっつにー」ッてのが正直なところ。
それは、学校を卒業したからとか、社会人になったからとか、成人を迎えたからとか、30歳になったからとか、40歳になったからとかと同じで、「はァ、なりましたか」って感じ。

それがイヤであるとか、はたまた好き嫌いに関わらず受け入れる、なんて大げさなものでもなく。
それでもまぁ、数字だけで30年っていう年月を考えれば、そりゃーやっぱり世間的には大ベテランの認識を受けるわけであって。
私がどーこーって問題ではない。
なので、ベテランらしく、その自覚を持つことぐらいは心がけなくっちゃねー、ぐらいのことは心にとどめておこうと思ったり思わなかったり。

まー気がつけば30年。
とくにこれといった感慨もなく。
あ、いや。
まだ19歳の頃に劇場の『北斗の拳』のスタッフルームに入ったとき、須田さんが「僕なんてまだ20年だよ」なんてことを言ってたっけなー。
それを思うとなんとなくアレである。
上手い言い回しが浮かばぬ。

私としては30年続けたなりの「これでどーだッ!」って仕事を残せたのかが気がかりだったりしますが。

個人的な10周年記念作品は最初のOVAの『ジョジョの奇妙な冒険』。
同じく20周年記念作品が…あ…アレかー……
ちょっと悲しい気持ちになってしまった。
まぁ、いいや。
ハテサテ30周年記念作品は、なんなんでしょーねー?
乞う御期待!

…などと自らを鼓舞してみる。

by mtfeather | 2013-06-03 20:44 | アニメのこと  

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