運のイイ時ゃ怖いとき
そんなわけで朝も早よから行ってきましたよ、東京ビッグサイト。
出がけにバッグのファスナーが壊れちゃったり、新宿での待ち合わせに間に合う電車に乗ろうとしたら、目の前で発車しちゃったり、新宿からの恐らくコミケに向うであろう客ですし詰めの電車の中で、私と背中合わせの男に蹴っ飛ばされたり(こいつが買いにきたら嫌みの一つでも言ってやろう…と思ったが来なかった)、などと不穏な空気の中、初めてと言っていいコミケ。
最寄り駅をおりて、目の前に広がる人の群れに……即刻帰りたくなる。
ほら、羽山さん、人ごみ苦手だから。
まー、なんでそんなところに出向いたかと申しますと、Twitterでアップしていたラクガキを本にまとめてもらう機会に恵まれまして。
その頒布に付き添う(お手伝いなんかできる余裕なんてこれっぽっちもありゃーしない)っていう次第で。
お上りさんよろしく、同行者(引率、というほうが正しい)のあとをついててくてくと広いビッグサイトを歩いてブースに辿り着く、と、件の本の梱包の山が。
見るからにボリューミィ。
梱包を開けてみてさらにボリューミィ。
このとき初めて目にした本は……いやー、立派。
越阪部ワタルさんの手による装丁は痺れるほどカッコいい。
一家に一冊、の風格が漂う(などと人ごとみたいに思う)。
私ゃーニンマリしてましたよ。
ここに来るまでのアレやコレやなんて一気に吹っ飛びましたよ。
同人誌としてまとめることについては、私なりの葛藤はありまして。
が、私自身、年齢的にそろそろ風呂敷をたたむ時期に入っているであろう、ということもあって、こんな機会にめぐり逢えることもそうそうあったもんじゃなかろう、と。
だったら、ありがたくすがらせてもらってもいいじゃないか、と思ったしだいで。
なにより「紙の本にしてほしい」という声になんとか応えられる方法はないかという思いもありまして。
本当は生の原画を見てもらえる機会を設けられれば最高なんですけど、ねぇ。
そんな意味もあって、今回の本に収録されているラクガキはほぼ原寸です。
10時から始まった頒布は実に盛況。
長く伸びた行列を見たときには、迷ったけどGOサインを出してよかったなー、と感慨も深く。
西位から「羽山さんはでかくて邪魔だから奥に行っていてください」と言われて(本の山がスペースの八割がたを占拠していたので、西位のいうことはごもっとも)、おとなしく奥で梱包を解いた包装紙をたたんでゴミ袋に詰めていた羽山さんはそんなことを思っていましたよ。
怒濤のごとく訪れる列も途切れること無く、2時間後には完売。
わずかに残った傷や痛みのあるものも含めて、ぜーんぶはけちゃった。
最後の一冊はフランス人とおぼしき女性、だったかなぁ(最後の一冊、のタイミングは出すはずのなかった傷物を出したために複数回ある)。
ものすごくうれしそうなリアクションにこっちもうれしくなっちゃったよ。
それにしてもみんなパワフルだなぁ。
おじさん、立ちっぱなしで最後のほうはへとへとでしたよ。
帰宅後に足つったりするし。
弱し。
何人かのかたにサインを求められたけど、今日に限っては全て丁重にお断りさせていただいた。
一人引き受けてしまうとあとに続いてしまいかねないし、あの行列を目の当たりにしてしまっては、責任もって対応する自信がなかったゆえ、ご勘弁を。
またいつか、余裕がありそうなときに対応できる機会があれば、と思います。
勇気を振り絞ってかけてくれたであろう声を断るのは、私だって辛うございましたよ。
WEB上でラクガキをまとめてくれた、うるおいさんとご挨拶できたのもうれしかったなぁ。
直接合ってお礼を言うのは、密かに決めていた本日最大の課題だっただけに満足のいく達成感。
これで今日は安心して帰れる、って思ったもの。
あっ、あと、隣の隣のブースにいた田中公平さん、なんと、田中さんからご挨拶いただいて、なんかもー、びっくり。
別世界の有名人だと思っていたからさー。
気さくでとてもいいかたでした。
何かでご一緒できる機会があるといーなー。
片付けを済ませて撤収したのは午後2時過ぎ、あたりか。
手伝いにきてくれた人たちに感謝しながらビッグサイトをあとにする。
本を手に取ってくれた人たちと、何人かの握手をした人たちのうれしそうな顔を思い出しながら、東京ビッグサイトをあとにする。
こんな素敵な一日は何年ぶりだったろう。
信じられん。
怖い怖い。
出がけにバッグのファスナーが壊れちゃったり、新宿での待ち合わせに間に合う電車に乗ろうとしたら、目の前で発車しちゃったり、新宿からの恐らくコミケに向うであろう客ですし詰めの電車の中で、私と背中合わせの男に蹴っ飛ばされたり(こいつが買いにきたら嫌みの一つでも言ってやろう…と思ったが来なかった)、などと不穏な空気の中、初めてと言っていいコミケ。
最寄り駅をおりて、目の前に広がる人の群れに……即刻帰りたくなる。
ほら、羽山さん、人ごみ苦手だから。
まー、なんでそんなところに出向いたかと申しますと、Twitterでアップしていたラクガキを本にまとめてもらう機会に恵まれまして。
その頒布に付き添う(お手伝いなんかできる余裕なんてこれっぽっちもありゃーしない)っていう次第で。
お上りさんよろしく、同行者(引率、というほうが正しい)のあとをついててくてくと広いビッグサイトを歩いてブースに辿り着く、と、件の本の梱包の山が。
見るからにボリューミィ。
梱包を開けてみてさらにボリューミィ。
このとき初めて目にした本は……いやー、立派。
越阪部ワタルさんの手による装丁は痺れるほどカッコいい。
一家に一冊、の風格が漂う(などと人ごとみたいに思う)。
私ゃーニンマリしてましたよ。
ここに来るまでのアレやコレやなんて一気に吹っ飛びましたよ。
同人誌としてまとめることについては、私なりの葛藤はありまして。
が、私自身、年齢的にそろそろ風呂敷をたたむ時期に入っているであろう、ということもあって、こんな機会にめぐり逢えることもそうそうあったもんじゃなかろう、と。
だったら、ありがたくすがらせてもらってもいいじゃないか、と思ったしだいで。
なにより「紙の本にしてほしい」という声になんとか応えられる方法はないかという思いもありまして。
本当は生の原画を見てもらえる機会を設けられれば最高なんですけど、ねぇ。
そんな意味もあって、今回の本に収録されているラクガキはほぼ原寸です。
10時から始まった頒布は実に盛況。
長く伸びた行列を見たときには、迷ったけどGOサインを出してよかったなー、と感慨も深く。
西位から「羽山さんはでかくて邪魔だから奥に行っていてください」と言われて(本の山がスペースの八割がたを占拠していたので、西位のいうことはごもっとも)、おとなしく奥で梱包を解いた包装紙をたたんでゴミ袋に詰めていた羽山さんはそんなことを思っていましたよ。
怒濤のごとく訪れる列も途切れること無く、2時間後には完売。
わずかに残った傷や痛みのあるものも含めて、ぜーんぶはけちゃった。
最後の一冊はフランス人とおぼしき女性、だったかなぁ(最後の一冊、のタイミングは出すはずのなかった傷物を出したために複数回ある)。
ものすごくうれしそうなリアクションにこっちもうれしくなっちゃったよ。
それにしてもみんなパワフルだなぁ。
おじさん、立ちっぱなしで最後のほうはへとへとでしたよ。
帰宅後に足つったりするし。
弱し。
何人かのかたにサインを求められたけど、今日に限っては全て丁重にお断りさせていただいた。
一人引き受けてしまうとあとに続いてしまいかねないし、あの行列を目の当たりにしてしまっては、責任もって対応する自信がなかったゆえ、ご勘弁を。
またいつか、余裕がありそうなときに対応できる機会があれば、と思います。
勇気を振り絞ってかけてくれたであろう声を断るのは、私だって辛うございましたよ。
WEB上でラクガキをまとめてくれた、うるおいさんとご挨拶できたのもうれしかったなぁ。
直接合ってお礼を言うのは、密かに決めていた本日最大の課題だっただけに満足のいく達成感。
これで今日は安心して帰れる、って思ったもの。
あっ、あと、隣の隣のブースにいた田中公平さん、なんと、田中さんからご挨拶いただいて、なんかもー、びっくり。
別世界の有名人だと思っていたからさー。
気さくでとてもいいかたでした。
何かでご一緒できる機会があるといーなー。
片付けを済ませて撤収したのは午後2時過ぎ、あたりか。
手伝いにきてくれた人たちに感謝しながらビッグサイトをあとにする。
本を手に取ってくれた人たちと、何人かの握手をした人たちのうれしそうな顔を思い出しながら、東京ビッグサイトをあとにする。
こんな素敵な一日は何年ぶりだったろう。
信じられん。
怖い怖い。
by mtfeather | 2013-12-29 23:12 | 日記